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LTCスペース(什器)

~北斎生誕260年記念~

勝手にひとり絵柄切り抜きプロジェクト

「北斎漫画1000バッジ展」はじめます

2020年9月23日から約1年がかりで作り上げる
北斎漫画1000バッジに埋もれる空間を目指します

会期:(アンコール開催決定)2022年9月26日~2022年10月15日
(終了)2020年9月23日~2021年9月23日
出展者:HMDC頭光工房

北斎漫画1000バッジ展

約1年かけて「北斎漫画1000種類の缶バッジ」を製作展示していく発表会です

◆背景
2016年秋にすみだ北斎美術館がオープンするにあたり、墨田区発のお土産の企画づくりに携わることがありました。題材のひとつとして「北斎漫画」の小さな絵柄を一つずつ切り抜いたものを缶バッジにしてみようという企画に取り組みました。はずかしながら、それまで、「北斎」と言えば世界でも有名な「大波」「赤富士」くらいの人だという認識しかなかったのですが、この商品を考えるという時をきっかけとして、どんどん北斎の凄さに惹かれていき、作品はもちろん、その生涯にも興味が尽きなくなりました。私はすでに58歳でしたが、北斎が90歳で亡くなる直前まで、現役で様々な挑戦を繰り返し続けたという作品やエピソードなどにも触れ、60なんぞはまだまだだ、と、とても励まされた気持ちになり、どんな小さなことでもかまわないから、何か北斎にかかわったことをやってみたい、、、という思いがじわじわと湧いてきました。北斎漫画をデータ化した資料を基に、ついぞ見逃してしまいそうなその中の小さな絵柄の作品達を手始めに1000個、切り抜いて集めてバッジを作り、それらを飾って囲まれてみたら、どんな気持ちになるのだろう?という妄想が自然と出てくるようになったのです。

2017年2月、そこからノートブックパソコンで絵柄を切り抜くという加工技術の模索を始めました。PCはメールくらいしか触ったことがなく、宝の持ち腐れで過ごしてきたので、いまだに正しいやり方ではないとは思っていますが、自分なりのやり方を見つけるに至り、2020年6月末におおよそ3年4か月ほどかかってポツポツと、1000個の絵柄を切り抜き、バッジにできるように準備が整いました。

2020年9月23日、今年はくしくも北斎生誕260年というきりの良い数字の年にあたるので、その日を出発点として、1年がかりを目標に、切り抜いた絵柄1000個を丸い缶バッジに仕立てて、飾っていくというプロジェクトを始めようと思います。まずは、70個を第1フレームとして製作し、墨田区押上、業平3丁目にある「ラブタイムカフェ」様のご協力を頂き、お店の壁をお借りして展示を始めたいと思います。そこから1年位を目標にして、合計1000種類の缶バッジを少しずつ製作していきます。1000種類の缶バッジだと70個飾れるフレームが15枚になる予定です。 運よく、全ての絵柄が作り終えられて、今のコロナの状況も少し良くなっていたら、全数、15枚のフレームを一堂に飾り、「北斎漫画1000バッジ」に埋もれて感じる空間を用意してみたいと思っています。

北斎漫画1000バッジ展、9月23日にスタートいたします。どうぞ気長にゆる~くお付き合いいただければと心より願っています。
HMDC頭光工房

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